King&Princeグループとしては、2022年1月から日本テレビ系の初冠番組『King&Princeる。』放送開始され、初の4大ドームツアーも成功させるなど、グループの活動は順調に思えました。
一方では2021年から今後の活動についてメンバー同士で話し合いを重ね、海外進出や、メンバー個々の目指したい方向性が違い、お互いの人生を尊重するために3人は脱退・退所を選んだということになっています。
しかし、脱退・退所の3人のメンバーと残留の2人と既に脱退・退所した1名が合流するシナリオも無きにしも非ずなのかとも思えます。
結論を言えばKing&Princeの海外進出の可能性は「0」ではない。ということです。
今後、海外進出という夢に近づくことはできるか。
もくじ
海外進出へのそれぞれの意志?
突然のKing&Princeメンバー3人の脱退・退所の発表でした。
King&Princeのメンバー内で目指す方向性の違いがあったとのことです。
海外進出への意志が脱退・退所という結果になったというので脱退・退所理由をまとめてみました。
岸優太の脱退・退所理由
「デビュー当時から海外で活躍できるグループを目指してここまでやってきました。
ドラマや舞台、バラエティなどに出させていただきながら、海外に通用するスキルを身につけることを同時にやる器用さが自分にはなく、だんだんと夢と目標に、自分の実力の差とギャップを感じるようになっていきました。
そして、海外で活躍できるグループになるためには今のままでは到底無理だと感じるようになっていきました」
「わがままなことを言っていることは、十分理解しております。
せっかくここまでやってきたKing&Princeのメンバーというポジションを自ら辞めるなんて、ほとんどの方々に理解されないと思っております。
自分が進みたい道でこれからきちんと頑張って、いつか皆さんに理解してもらえるよう頑張っていきます。
活動を終了した後は、まだ具体的には決まっていないですが、海外に関わる仕事をしてみたいですし、色々な挑戦をしてみたいです。
いつか皆さんに良い報告ができるよう、頑張りたいと思ってます」
(岸優太コメント抜粋)
岸優太は、主演映画『Gメン』の公開があるため、2023年秋の退所予定となっています。
ジャニーズ事務所に居たら海外進出は出来ないという気持ちもありますが、今のグループ(King&Prince)では力不足とも取れます。
岸優太のコメントを見る限り、アーティスト1本でやっていきたいという意志を匂わせて言っていますが、最後は「自分が進みたい道」と言っており「海外に関わる仕事」「色々な挑戦」とコレがしたい!という強い意志は感じられなくなっています。
平野紫耀の脱退・退所理由
「まず突然の報告をしてしまい、たくさんの方を驚かせてしまって本当に申し訳ございません。
僕はですね、デビュー当時からジャニーさんとしてた夢、そしてジャニーさんとしてた約束、そしてファンの皆さんとしていた約束、海外で活躍できるグループになることを目指して頑張ってきましたが、メンバーそれぞれが歳を重ねて、それぞれが経験を積んで、活動方針に違いが出てきました。
「改めて自分の年齢と向き合った時に、海外で活躍できるグループを目指すというのは、そこにグループのそれぞれの活動方針を踏まえた上で全力で取り組んだとしても、もう遅いなと感じてしまい、目標を失い、今回の決断に至りました」
(中略)今回、このような決断には至りましたが、僕はメンバーそれぞれが選ぶ道も尊重しています。
それぞれが進む道を温かく見守ってもらえたら嬉しいです」
(平野紫耀コメント抜粋)
平野紫耀自身の年齢をみて、メンバーそれぞれの活動方針を踏まえていると時間が掛かってしまって、その頃には海外での活動は難しいという風に取れます。
メンバーの中で、「もう少し時間が欲しい」「あと数年経ってから」のような意見があったのでしょうか。
神宮寺勇太の脱退・退所理由
「僕は King&Princeとして、海外に進出することが僕自身と、ジャニーさんとそして応援してくださってるファンの皆様の大切な夢の1つでありました。
その夢を追い続けるために活動をしてきましたが、活動をしていく中で海外進出のことだけではなく、活動方針の考えが変わっていきました。
また、自分勝手な考えではあるのですが、これから先メンバーが一人でも退所するという話が出た時に、自分も退所させて頂くということを自分の中で本当に勝手ながら、自分の中でそう決めていました。
これらのいろんな理由が重なり、今回このような決断を致しました」
(神宮寺勇太コメント抜粋)
神宮寺勇太のコメントでも「活動方針が変わった」とあります。
海外進出だけではなく、他にも考えるべきことがあったようにみれます。
3人のコメントから読み取れること
King&Princeがデビューしてからジャニー喜多川とファンの人たちと約束をした海外進出の夢があったが、
- メンバーの活動方針が変わってきた
- 海外進出出来るグループではない
- 今のままでは到底無理でもう遅い
有名音楽プロデューサーや第一線で活躍しているアーティストからパフォーマンス力はお墨付きをいただいている世界レベルに達しているのに3人のコメントは、否定的になっていることが引っ掛かります。
また、特別3人で辞めて3人でやって行くとも1人も言っていないです。
3人共に何か「コレをしたい!」ということもありません。
「海外進出が無理だから脱退して退社します。」ってことですが、本当にそうなんでしょうか。
King&Princeの生みの親であり、育ての親でもあるジャニー喜多川、応援してくれている多くのファン、そしてKing&Princeメンバー全員の夢であった『海外進出』が無理だったとして、脱退までしないといけないのか?
そのまま国内での活動をする選択肢は無かったのか。
世界進出するために必要な3つのこと
5人が目指す世界進出に必要なこととは何なのか。
いろいろなことが考えられますが今回は3つに絞ってご紹介していましょう。
- 世界レベルのパフォーマンス力
- 語学力
- 海外へのコネクション
海外で通じるパフォーマンス力・歌唱力
ジャニーズらしい曲があり、並行して海外向け(世界進出向け)の曲も出してきました。
King&Princeのメンバーは自己プロデュース能力も高く、自分たちでダンサーや音楽プロデューサーを呼んでくるほどの行動力があります。
また、世界デビューに合わせた楽曲やダンスの振り付けなどを取り入れて、自分たちで練習しながら準備してきました。
もちろん、King&Princeのメンバー個々のカリスマ性も高いです。
何曲か世界デビュー向けの全部英語でダンスも世界水準に合わせて作られた楽曲があります。
ヒットメーカーの音楽プロデューサーの『ベイビーフェイス』がプロデュースの『Namae Oshiete』や『Magic Touch』『ichiban』などは海外向けに作られており、全て英語の楽曲になっています。
音楽的にも世界レベル、十分King&Princeのレベルは世界レベルに達しているか、それ以上になっていると思われ、世界のアーティストのレベルに達しているように感じられます。
ベイビーフェイスは、今までに12度のグラミー賞を獲得している音楽プロデューサーです。
世界でも有名なアーティストのエリック・クラプトンやブルーノ・マーズ、アリアナ・グランデなどにも楽曲を手がけるヒットメイカーになります。
King&Princeサイドからのオファーをベイビーフェイスが、こころよく引き受けてくれ、コラボが実現しました。
King&Princeの3rdアルバム「Re:Sense」にプロデュース楽曲「Namae Oshiete」が収録。
【メーカー特典あり】 Re:Sense (初回限定盤B)(DVD付)(特典:クリアポスター(A4サイズ)付)
King&Princeのルックスや積み上げてきたもの(経験や実績)が非常に大きいので十分世界デビューのレベルに感じます。
また海外進出を目指して、2019年にはグループでアメリカでの武者修行も行っており世界への意識は高いと思います。
『語学力』と『コミュニケーション能力』
海外進出には外国語でアピールできるコミュニケーション能力が必要になるでしょう。
日本国内のボーイズグループの中には外国語のスキルを持ったメンバーが居たりもします。
現地の言語によるコミュニケーション力を取得できれば、その国のファンとのコミュニケーションが取れ、メンバーからの現地語での直接的な「声」の投げかけは最高のファンサービスにもなります。
また、現地の言語で歌ったりするのもファンのテンションは爆上がりするでしょう。
これらは、世界のファンを獲得する可能性が広がるための重要なポイントになると思います。
King&Princeに関しては、平野紫耀と岸優太は海外進出への思いが特に強いため外国語での会話などが出来るのか。
平野紫耀は「海外での活躍に近づくために寄り道したくない」と言っていましたが、歌に関しては確かに英語で見事に歌いこなしているのが分かります。
岸優太も、アメリカに1週間ほど語学留学していたことがありますので、多少は英語で喋れるのではないかと思います。
ただ、バラエティー番組などで英会話を使ったコーナーでのやり取りを見ると不安になります。
ジャニーズ事務所の先輩である山下智久のような英語力があるとファンとのコミュニケーションは取りやすくコンサート中も盛り上がりに違いは出てくるでしょう。
海外とのコネクション
個人でもグループでも海外での活動を考えているのであれば海外の音楽業界の人脈は必要になってくるでしょう。
ここで考えられることとしては、人望が厚く、人脈も広い『滝沢秀明』の名が上がるのではないでしょうか。
ジャニーズ事務所を退所し、余計なしがらみは無くなった今、後輩のフォローは出来るのではないかと思います。
滝沢秀明以外となると自分たちでコネクションを探すのか。
滝沢秀明とも繋がりがあるとも言われている外国人プロデューサーと、つながりを持っているKing&Prince元メンバーの岩橋玄樹とのコンタクトがあるように思えます。
King&Princeメンバーはおそらく今でも岩橋玄樹と連絡を取っていると思うので、そこからの何かしらの動きがあるのかも?!
なぜジャニーズ事務所で海外進出ができないのか
2022年10月28日にジャニーズ事務所からTravis Japanがデビューしました。
今までにないアメリカのレーベルからすべて英語の歌詞で、しかも異例のストリーミング配信もされたのです。
ストリーミング配信はジャニーズ事務所では、今までに『嵐』などのわずかなグループでしか行われておらず、ましてデビューからストリーミング配信は異例の事態と言えるのではないでしょうか。
King&Princeはジャニー喜多川と共に『海外進出』を目指してたにも関わらず一曲もストリーミング配信されていません。
現状の音楽業界でストリーミング配信をしないとは、海外展開をしないことと同じ意味を持つことでしょう。
では、なぜジャニーズ事務所はストリーミング配信をしてこなかったのか。
- これまでのCD商法での売上減少を懸念しているのではないか。
- 今いる熱心なファンたちを囲い込んで高い単価で売上を出せばいい。
上記のポイントを理由にKing&PrinceやSexyZone、SixTONES、SnowManなど、まだまだ若いグループたちが、未だにストリーミング配信が出来てないのであることが考えられます。
King&Princeのように既に世界レベルのパフォーマンス力があっても海外展開の可能性が潰されていくのです。
CDの文化が無くなっている海外
今や海外ではCDプレイヤーすら、ほとんど販売されておらず、そのような状況なのでCDの購入者も一部の人になってしまいます。
要するにCDのみで楽曲を発表しても海外展開などできるわけがないということです。
これまでKing&Princeは全編英語歌詞の楽曲を出してきましたが、その楽曲はYouTubeのMVもなかったので海外に発信することはないわけです。
ジャニー喜多川の遺志を継ぐ者
ジャニー喜多川氏との夢であったKing&Princeの海外進出。
多くのファンも海外進出は期待していたはずです。
ジャニー喜多川がいたら、どういう動きをしたのでしょうか。
ジャニー喜多川から直々に後継者と言われた冒険家はどうするのか期待してしまいます。
滝沢秀明(タッキー)新事務所設立か?
滝沢秀明が2022年10月31日付けで退社、その4日後にはKing&Princeの3人の脱退表明がありました。
このタイミングは滝沢秀明が新事務所を設立して3人が移籍なのか?という憶測がでるのは自然な流れではないでしょうか。
しかし、2組の接点を考えると滝沢秀明がジャニーズJr.をみていたのはKing&Princeが既にデビューしてからのことで滝沢秀明と3人に特別な交流関係は見られないのです。
滝沢秀明の退所と3人の脱退、退所の発表のタイミングは偶然か?
滝沢秀明は海外にもコネクションがあるほどの人望と人脈の持ち主で3人が海外進出を目指すのであれば滝沢秀明にマネジメントして欲しいところ。
ここで重要人物として注目したいのが既にKing&Prince脱退している元メンバー岩橋玄樹です。
滝沢秀明の海外の人脈の人物と岩橋玄樹が交流あるという噂があります。
要するに岩橋玄樹がKing&Princeと滝沢秀明をつなぎ合わせることが出来るかも知れない人物なのです。
King&Princeメンバーは今も岩橋玄樹と連絡を取っているようなので、もしかすると、もしかするかも。
ジャニー喜多川の遺志を継ぐ
滝沢秀明はジャニー喜多川から直々に後継者と言われ、King&Princeは最後の最高傑作のグループとも言われているほど手塩に掛けて育てられてきました。
ジャニー喜多川からの教えが刻み込まれて、しっかりと受け継がれており、そこまで親密な関係は、なかなかいないと思います。
2018年の年末にジャニーズ恒例カウントダウンライブへタッキー&翼として出演し、36歳の若さだった滝沢秀明このステージを最後にアイドルを引退します。
2019年の年明けからは『ジャニーズアイランド』の社長に就任し、ジャニーズJr.の育成を統括していきます。
2019年7月にジャニー喜多川氏が逝去後は、ジャニーズ事務所の副社長に就任。
2022年10月31日付でジャニーズ事務所の副社長を突然の退任、退所しました。
ジャニー喜多川とKing&Princeの関係
ジャニーズJr.の頃は仕事やレッスンで遅くなるとジャニー喜多川の自宅に行きKing&Princeのメンバーと一緒に泊まることがお決まりだったくらいの仲でした。
もちろんジャニー喜多川との関係も非常に良く、King&Princeのメンバーは何かある毎にジャニー喜多川へ相談などをするほど何でも話せる関係性がありました。
2015年のKing&Princeメンバー6人が座長を務めた、舞台『ジャニーズ銀座』では舞台公演が終わった後に毎日公演を観に来ていたジャニー喜多川に、良かったところや悪かったところ欠点など聞きに行ってました。
2010年より東京にあるシアタークリエで『ジャニーズ銀座』はスタートして毎年行われている舞台公演になります。
ジャニーズ事務所の所属若手タレントの登竜門とも言われています。
メンバー全員に向上心があったからこそジャニー喜多川もKing&Princeのメンバーたちのことが好きだったし、可愛かったんだと思います。
大きな指針というジャニー喜多川がいて、そこを中心にKing&Princeがまとまりが取れていたのではないでしょうか。
King&Princeが結成まで
2015年6月に『Mr.KingvsMr.Prince』として2つのグループのユニットで結成されます。
もともと期間限定ユニットということでしたが、6人でデビューしたいとジャニー喜多川に直談判して『King&Prince』が誕生しました。
【Mr.King】平野紫耀、永瀬廉、髙橋海人
【Mr.Prince】岸優太、岩橋玄樹、神宮寺勇太
そして2018年5月23日に『シンデレラガ―ル』でデビューを果たすのです。
King&Princeが6人でデビューして5ヵ月経った頃岩橋玄樹は持病のパニック障害で離脱しており2022年3月で脱退・退所しました。
さいごに
海外進出の可能性、夢の続きの可能性はKing&Prince本人たち次第でいくらでも可能性はあるのです。
既に世界レベルのパフォーマンス力を持ち、これまでの実績や経験値を考えると世界デビューは可能に感じます。
一旦別れてしまうKing&Princeは、また合流することが出来るのか。
今後の動向に注目です!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、また!